【9月15日 AFP】米国ヘッジファンドの億万長者スティーブ・コーエン(Steve Cohen)氏が14日、同国大リーグ(MLB)のニューヨーク・メッツ(New York Mets)を推定24億7000万ドル(約2615億円)で買収することで合意した。

 140億ドル(約1兆4822億円)以上の投資資産を持ち、米国屈指の大富豪の一人として知られている64歳のコーエン氏は、メッツを所有するフレッド・ウィルポン(Fred Wilpon)氏とサール・カッツ(Saul Katz)氏から95パーセントの株式を購入する契約をまとめ、「ニューヨーク・メッツを購入することで、ウィルソン家、カッツ家と合意に至ったことにわくわくしている」と述べた。

 今後もカッツ氏は球団社長、ウィルソン氏はマネジングパートナーの肩書を保持していくことになっている。

 球団売却については他チームのオーナーの承認が必要となっており、早ければ11月に行われる投票で、30球団のうち最低23球団が合意内容に賛成すれば、コーエン氏のメッツ所有権が認められる。(c)AFP