【9月10日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間9日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は89万8503人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で少なくとも2763万1550人の感染が確認され、少なくとも1833万2900人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 8日には世界全体で新たに4802人の死亡と22万8717人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの1115人。次いでメキシコ(703人)、ブラジル(504人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに18万9698人が死亡、632万8054人が感染し、少なくとも235万9111人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は12万7464人、感染者数は416万2073人。以降はインド(死者7万3890人、感染者437万128人)、メキシコ(死者6万8484人、感染者64万2860人)、英国(死者4万1586人、感染者35万2560人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの91人。次いでベルギー(86人)、スペイン(63人)、英国(61人)、チリ(61人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万5146人、回復者数は8万347人。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が30万132人(感染791万27人)、欧州が21万9420人(感染429万4551人)、米国・カナダが19万8884人(感染646万551人)、アジアが10万8767人(感染601万154人)、中東が3万8767人(感染161万413人)、アフリカが3万1700人(感染131万5647人)、オセアニアが833人(感染3万208人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP