【8月27日 AFP】男子テニスの錦織圭(Kei Nishikori)が26日、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)の欠場を発表した。新型コロナウイルスの3度目の検査では陰性だったものの、2回続けて陽性が出たことにより全米前哨戦を欠場していた。

 30歳の錦織は2014年の全米で準優勝。四大大会(グランドスラム)ではアジア出身男子選手として初の決勝進出を果たした。

 錦織は全米以外のグランドスラムでの最高成績はベスト8止まりながらも、フラッシング・メドウズ(Flushing Meadows)のハードコートでは2016年と2018年には準決勝進出を果たしている。

 錦織は自身の公式アプリを更新し、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陰性だったことを報告できてうれしい。あしたからゆっくりと練習スケジュールを再開していく」と明かした。

「そうは言うものの、自分(とチーム)の判断で今年の全米オープンを回避することに決めた。このように長い休暇後、完全に準備が整うまでは5セットマッチの大会で復帰するのは賢明ではないと感じている。全米オープンは大好きだし、素晴らしい思い出もあるので残念だ」 (c)AFP