【8月26日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2020)は25日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)はワイルドカード(主催者推薦)のテニス・サングレン(Tennys Sandgren、米国)を6-2、6-4で下し、準々決勝に駒を進めた。

 2月に全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)を制したジョコビッチは、6度目のマッチポイントでようやくストレート勝ちを収め、今年に入ってからの戦績はこれで20連勝となった。

 最後はクロスコートにフォアハンドのウイナーを決め、4ポイント連取で最後のゲームを締めくくったジョコビッチは「全体的に素晴らしいパフォーマンスだった」と振り返った。「調子の良さを感じたし、昨夜よりもうまくプレーできた。良い方向に向かっている」

 世界ランキング55位のサングレンは、ストレート負けを喫したもののジョコビッチを苦しめ、第2セットの第9ゲームではマッチポイントを5度しのいだ。

 約1時間半で勝利したジョコビッチは準々決勝で、第7シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)を6-4、3-6、6-4で下したジャン・レナード・ストラフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)と対戦する。

 31日にニューヨークで開幕する全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)の前哨戦で、例年はシンシナティ(Cincinnati)で開催されている今大会は、全米オープンの隔離環境下に会場を移し、無観客で行われている。

 ジョコビッチは観客がいない会場の4方向のスタンドに感謝のポーズを見せて、冗談めかしつつ自身の勝利を祝った。

「サーブが良かった」「だが、まだ改善できる」

 23日に首の痛みを理由に今大会のダブルスを棄権したジョコビッチだが、この日はけがに悩まされる様子はなく、「首の状態は良い」と話した。(c)AFP