【8月25日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2020)は24日、男子シングルス2回戦が行われ、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)が世界ランキング7位のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を破り、トップ10の選手から3年以上ぶりとなる勝利を収めた。

 マレーは第3セット、大会第5シードのズベレフに5-4とサービングフォーザマッチとされ、敗戦が見えてきていたが、そこから3ゲームを連取して6-3、3-6、7-5で勝利。今年は米シンシナティ(Cincinnati)から、31日に開幕する全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)と同じニューヨークの「バブル」内で行われている今大会で16強入りを果たした。

 元世界1位のマレーは、シンシナティで行われた2008年と2011年大会を制しているが、昨年11月の国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2019)での骨盤の負傷など度重なるけがや、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)も重なり、現在の世界ランキングは134位。今大会まで公式戦から遠ざかっていた。

 トップ10選手から白星を挙げるのは、錦織圭(Kei Nishikori)を倒した2017年の全仏オープン(French Open 2017)以来。その後股関節に2度の手術を受け、トップ10選手との対戦もわずか2回しかなかった。

 最後は連続ウイナーで試合を締めくくったマレーは、3回戦でビッグサーバーのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)と顔を合わせる。(c)AFP