【8月19日 AFP】スペイン中部で、極度の栄養不足と脱水状態にあった犬41頭が農場から救出された。警察が18日、発表した。飼い主が動物虐待の罪で訴追されたという。

 地元警察の発表によると、動物愛護団体からの告発を受け、スペイン治安警察(Guardia Civil)が16日、同国中部トレド(Toledo)県の町キンタナルデラオルデン(Quintanar de la Orden)近郊の農場を捜索。

「この情報のおかけで、栄養不足と器官および体の衰弱、脱水の深刻な症状を示していた犬41頭の命を救うことができた」としている。

 うち29頭は、静脈内輸液を受ける必要があったとされる。

 裁判所が犬の今後の処遇について判断を下すまで、全頭が複数の慈善団体の世話を受けているという。

 警察はこの農場に住む女1人を取り調べ、女は後に動物虐待の罪で訴追された。

 警察は「この女がなぜこのようなひどい状況で、これほど多くの犬たちを飼育していたのかは分かっていない」としている。(c)AFP