【8月16日 AFP】20F1第6戦スペインGP(Spanish Grand Prix 2020)は15日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が通算92度目のポールポジションを獲得。2番手に入ったチームメート、バルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)とは0秒059差の接戦だった。

 ドライバーランキング首位に立つハミルトンは最速タイム1分15秒584を計測し、タイトルを争う僚友を抑えた。ポールポジションは今季4度目、スペインGPでは通算5度目で、決勝では通算150回目のフロントロースタートを切る。また、メルセデスが「パーティーモード」と呼ばれる予選専用のエンジンモードを使用するのは、今セッションが最後だったかもしれない。

 通算6度の年間優勝を果たしているハミルトンは予選後、「(Q3の)セカンドラップは意に反して速く行けなかったが、幸いなことにファーストラップで良い仕事ができた」とコメント。「昨夜はスタッフと一緒に10時までここにいて、細部を確認して改善方法を検討した。レッドブル(Red Bull)勢がものすごく速いからね」

 2番手スタートのボッタスは、「いつものようにルイスと接戦になることは分かっていた。スタートが最大のチャンスになるだろう」と決勝を見据えた。

 ハミルトンと30ポイント差のドライバーランキング2位につけるレッドブルのマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は、首位と0秒708差の3番手。「これがわれわれの限界だが、決勝ではもっと良いレースができるよう願っている。あしたはまた違う一日さ!」と前を向いた。

 4番手以降は新型コロナウイルス感染による2戦欠場から復帰したセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)と、ランス・ストロール(Lance Stroll)のレーシングポイント(Racing Point)勢が続き、レッドブルのアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)は6番手だった。

 マクラーレン(McLaren)勢のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)、ランド・ノリス(Lando Norris)が7番手と8番手につけ、これにフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)、アルファタウリ(AlphaTauri)のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)が続いた。(c)AFP/Tim Collings