【7月23日 CNS】中国民用航空局は14日、PCR検査で安全が確認された国際旅客便の増便などを認める「奨励フライト」の第1陣を決定した。今月14日から夏ダイヤが終わる10月24日まで、中国東方航空(China Eastern Airlines)の昆明(Kunming)-ラオス・ビエンチャン便を週1便から2便に増やし、西安(Xi`an)-東京便を追加する。

 民航局は6月4日の「国際旅客便の調整に関する通知」で、「奨励フライト」と「サーキットブレーカー措置」を発表。奨励フライトは、PCR検査で陽性の乗客が3週間連続でゼロだった路線について、最大週2往復のフライトを認めるもの。サーキットブレーカー措置は、同一路線で一定数の陽性の乗客がいた場合、運航を一定期間停止する。

 東方航空の昆明-ビエンチャン便と上海-東京便は6月15日から7月5日まで、週1便のPCR検査結果で陽性の乗客がゼロだったため、奨励フライトの条件に満たした。ただ、上海への入国フライトが集中して受け入れ能力が飽和状態に近いことから、民航局は中国東方航空に西安-東京間の奨励フライトを追加で承認した。(c)CNS/JCM/AFPBB News