【7月15日 AFP】女子テニスのアンドレア・ペトコビッチ(Andrea Petkovic、ドイツ)が、SNSでプレーを批判してきたユーザーに対して、文句があるのならペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)のサーブを自分で受けてみろと反論した。

 ペトコビッチはベルリンで行われているエキシビション大会「ベット1エーシズ(bett1 ACES)」の13日の試合で、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)制覇の経験もある世界ランキング12位のクビトバに4-6、1-6のストレート負けを喫した。

 その後、あるインスタグラム(Instagram)ユーザーが「ひどすぎる試合だった。もうテニスは辞めて別のキャリアに進むべきだと思う」と書き込むと、10か月ぶりの実戦に敗れたペトコビッチは、ツイッター(Twitter)に批判コメントのスクリーンショットを投稿し、華麗に反論した。

「見逃してた! ねえ、こっちの事情に疎いようだから言わせてもらうけど、まず、私は三つの仕事に同時に取り組んでいて、自慢じゃないけれど、どれもすごくうまくこなしている。それに文句があるなら、まずはペトラの左サーブをグラスコートで返してから言って。じゃあね」

 そしてペトコビッチはさらに、「ああそれから、こういうのにはもう慣れっこだから別に何とも思わない」「エキシビの後、きょうはこういうコメントが10件来ていたけど、キャリアどうこうの話は笑えたから。だけど言う相手を間違ってる」と続けた。

 ペトコビッチは2015年を最後にトップ10から遠ざかり、32歳となる現在はランクを87位まで落としている、今季限りで引退する予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)にシーズンが大きく影響されたため、来季も現役を続けることを決めた。

 またペトコビッチは、プロ選手として活動する傍ら、ドイツの公共放送ZDFの番組で司会者も務めている。(c)AFP