【7月10日 AFP】女子テニス、世界ランク25位のダイアナ・ヤストレムスカ(Dayana Yastremska、ウクライナ)は9日、顔の片側を黒く塗った自身の写真を投稿したことについて謝罪した。同選手は反人種差別の抗議活動を支持する目的だったとしているが、激しい批判を招いていた。

 20歳のヤストレムスカは顔と胴体、そして腕を含めて右半身をすべて黒く塗った4枚の写真をソーシャルメディアにアップした。そこには「平等」という言葉を添えていたものの、数時間後には投稿を削除し、「きょう私が公開した写真は、平等のメッセージを広めるものと考えていました。そうならなかったのは明らかで、誤解を招いてしまいました」とツイートした。

「それがネガティブな影響を与えるとの指摘を受けましたが、私はそのときも、そして現在も『ブラックフェース』だとは思っていません」「風刺のつもりでやったのではなく、現在の状況を踏まえて、すべての人々が平等に扱われるべきだという自分の考えを共有する意図がありました」

「自分のメッセージが変わってしまったことに、とても落ち込んでいます。傷つけてしまったすべての皆さんに心から謝罪します」

 ヤストレムスカはこれまで通算3度のタイトル獲得を果たしており、四大大会(グランドスラム)の最高成績は昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2020)で記録したベスト16となっている。(c)AFP