【6月15日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間15日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は43万1193人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計784万8160人余りの感染が確認され、少なくとも353万4200人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 14日午前4時以降、新たに3578人の死亡と13万1120人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの892人。次いで米国(527人)、メキシコ(424人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに11万5586人が死亡、208万4506人が感染し、少なくとも55万6606人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は4万2720人、感染者数は85万514人。以降は英国(死者4万1698人、感染者29万5889人)、イタリア(死者3万4345人、感染者23万6989人)、フランス(死者2万9398人、感染者19万3616人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの83人。次いで英国(61人)、スペイン(58人)、イタリア(57人)、スウェーデン(48人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3132人、回復者数は7万8369人。

 地域別の死者数は、欧州が18万7701人(感染240万924人)、米国・カナダが12万3782人(感染218万3239人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が7万8557人(感染162万2741人)、アジアが2万2958人(感染83万8300人)、中東が1万1735人(感染55万8618人)、アフリカが6329人(感染23万5637人)、オセアニアが131人(感染8710人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP