【6月12日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間12日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は41万7773人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計743万6660人余りの感染が確認され、少なくとも330万8400人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 11日午前4時以降、新たに4809人の死亡と13万2999人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1274人。次いで米国(807人)、メキシコ(708人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに11万3209人が死亡、200万9238人が感染し、少なくとも53万3504人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は4万1279人、感染者数は29万1409人。以降はブラジル(死者3万9680人、感染者77万2416人)、イタリア(死者3万4167人、感染者23万6142人)、フランス(死者2万9346人、感染者19万2364人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの83人。次いで英国(61人)、スペイン(58人)、イタリア(57人)、スウェーデン(48人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3057人、回復者数は7万8361人。

 地域別の死者数は、欧州が18万6208人(感染234万4090人)、米国・カナダが12万1254人(感染210万6712人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が7万2157人(感染147万3331人)、アジアが2万1214人(感染76万6832人)、中東が1万1133人(感染52万1922人)、アフリカが5676人(感染21万5106人)、オセアニアが131人(感染8667人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP