【6月11日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間11日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は41万2926人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計729万4130人余りの感染が確認され、少なくとも322万7700人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 10日午前4時以降、新たに5015人の死亡と12万5128人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1272人。次いで米国(1027人)、メキシコ(596人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに11万2402人が死亡、198万9521人が感染し、少なくとも52万4855人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は4万1128人、感染者数は29万143人。以降はブラジル(死者3万8406人、感染者73万9503人)、イタリア(死者3万4114人、感染者23万5763人)、フランス(死者2万9319人、感染者19万1939人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの83人。次いで英国(61人)、スペイン(58人)、イタリア(56人)、スウェーデン(47人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3046人、回復者数は7万8357人。

 地域別の死者数は、欧州が18万5616人(感染232万4672人)、米国・カナダが12万410人(感染208万6586人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が6万9604人(感染141万8206人)、アジアが2万639人(感染73万8416人)、中東が1万968人(感染51万454人)、アフリカが5558人(感染20万7142人)、オセアニアが131人(感染8663人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP