【6月10日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間10日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は40万7914人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計716万9550人余りの感染が確認され、少なくとも314万8200人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 9日午前4時以降、新たに3653人の死亡と10万2424人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの679人。次いで米国(604人)、メキシコ(354人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに11万1375人が死亡、196万8221人が感染し、少なくとも51万8522人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は4万883人、感染者数は28万9140人。以降はブラジル(死者3万7134人、感染者70万7412人)、イタリア(死者3万4043人、感染者23万5561人)、フランス(死者2万9296人、感染者19万1394人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの83人。次いで英国(60人)、スペイン(58人)、イタリア(56人)、スウェーデン(47人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3043人、回復者数は7万8351人。

 地域別の死者数は、欧州が18万4807人(感染230万8977人)、米国・カナダが11万9316人(感染206万4835人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が6万7191人(感染136万5832人)、アジアが2万167人(感染71万9876人)、中東が1万790人(感染49万9044人)、アフリカが5512人(感染20万2345人)、オセアニアが131人(感染8648人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP