【6月8日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間8日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は40万581人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計694万9890人余りの感染が確認され、少なくとも303万800人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 7日午前4時以降、新たに3327人の死亡と11万9524人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの904人。次いで米国(540人)、メキシコ(341人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに11万37人が死亡、192万8094人が感染し、少なくとも50万849人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は4万542人、感染者数は28万6194人。以降はブラジル(死者3万5930人、感染者67万2846人)、イタリア(死者3万3899人、感染者23万4998人)、フランス(死者2万9155人、感染者19万974人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの83人。次いで英国(60人)、スペイン(58人)、イタリア(56人)、スウェーデン(46人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3036人、回復者数は7万8332人。

 地域別の死者数は、欧州が18万3536人(感染227万5091人)、米国・カナダが11万7885人(感染202万3763人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が6万4219人(感染129万8891人)、アジアが1万9244人(感染68万44人)、中東が1万492人(感染47万8222人)、アフリカが5074人(感染18万5247人)、オセアニアが131人(感染8640人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP