【6月7日 AFP】オーストラリア東海岸沖で7日、サーフィンをしていた男性が体長3メートルのサメに襲われ死亡した。警察が明らかにした。

 男性がサメに襲われたのは、豪ブリスベン(Brisbane)の南方約100キロに位置するキングスクリフ(Kingscliff)。7日朝にサーフィンをしていた際、片脚をサメにかまれたという。

 警察は、「サーファー数人が男性の救助に向かい、サメを追い払った後、負傷した男性を海岸へ運んだと聞いている」「重傷を負った左脚に応急処置が施されたが、その場で死亡した」と発表した。

 警察は男性の身元をまだ正式に特定していないとしているが、同国クイーンズランド(Queensland)州から来た60歳の男性とみられるという。

 オーストラリアとニュージーランドで確認されているサメ襲撃による死亡事故は、今年に入ってこれで3度目。

 オーストラリアは世界で最もサメによる襲撃事故が多い国の一つだが、死者が出ることはめったにない。

 豪シドニーのタロンガ動物園(Taronga Zoo)のデータによると、同国沖では昨年27件のサメ襲撃事故があったが、死者はいなかった。(c)AFP