【6月4日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間4日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は38万2016人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計644万940人余りの感染が確認され、少なくとも276万8700人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 3日午前4時以降、新たに4753人の死亡と12万242人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1262人。次いで米国(1052人)、メキシコ(470人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに10万6696人が死亡、184万1471人が感染し、少なくとも46万3868人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万9728人、感染者数は27万9856人。以降はイタリア(死者3万3601人、感染者23万3836人)、ブラジル(死者3万1199人、感染者55万5383人)、フランス(死者2万9021人、感染者18万8674人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの82人。次いで英国(59人)、スペイン(58人)、イタリア(56人)、スウェーデン(45人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3021人、回復者数は7万8314人。

 地域別の死者数は、欧州が18万875人(感染220万1170人)、米国・カナダが11万4154人(感染193万3881人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が5万5010人(感染110万4571人)、アジアが1万7391人(感染59万8331人)、中東が9900人(感染43万4110人)、アフリカが4555人(感染16万282人)、オセアニアが131人(感染8599人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP