【5月30日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間30日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は36万2028人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計586万2890人余りの感染が確認され、少なくとも242万600人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 29日午前4時以降、新たに4693人の死亡と11万4436人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国(1199人)。次いでブラジル(1156人)、メキシコ(447人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに10万2201人が死亡、173万1035人が感染し、少なくとも39万9991人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万8161人、感染者数は27万1222人。以降はイタリア(死者3万3229人、感染者23万2248人)、フランス(死者2万8714人、感染者18万6797人)、スペイン(死者2万7121人、感染者23万8564人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの81人。次いでスペイン(58人)、英国(56人)、イタリア(55人)、フランス(44人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万2995人、回復者数は7万8291人。

 地域別の死者数は、欧州が17万6776人(感染211万4912人)、米国・カナダが10万9230人(感染182万421人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が4万7318人(感染89万1506人)、アジアが1万5438人(感染50万9891人)、中東が9258人(感染38万5490人)、アフリカが3876人(感染13万2146人)、オセアニアが132人(感染8533人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP