【5月28日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間28日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は35万2494人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計563万8190人余りの感染が確認され、少なくとも223万6200人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 27日午前4時以降、新たに4728人の死亡と9万5883人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国(1140人)。次いでブラジル(1039人)、メキシコ(501人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに9万9724人が死亡、169万1342人が感染し、少なくとも38万4902人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万7460人、感染者数は26万7240人。以降はイタリア(死者3万3072人、感染者23万1139人)、フランス(死者2万8596人、感染者18万2913人)、スペイン(死者2万7118人、感染者23万6769人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの81人。次いでスペイン(58人)、イタリア(55人)、英国(55人)、フランス(44人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万2993人、回復者数は7万8280人。

 地域別の死者数は、欧州が17万4745人(感染207万3964人)、米国・カナダが10万6553人(感染177万8824人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が4万3556人(感染80万9124人)、アジアが1万4816人(感染47万9310人)、中東が9056人(感染36万6949人)、アフリカが3637人(感染12万1522人)、オセアニアが131人(感染8497人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP