【5月25日 AFP】19-20ドイツ・ブンデスリーガ1部は24日、第27節が行われ、 RBライプツィヒ(RB Leipzig)はFWティモ・ヴェルナー(Timo Werner)がハットトリックを記録するなどし、アウェーでマインツ05(Mainz 05)に5-0で大勝した。 3位の座をキープしたライプツィヒは、薄れつつある優勝の望みをなんとかつないだ。

 新型コロナウイルスによる中断からの再開初戦となった前週末のSCフライブルク(SC Freiburg)戦は引き分けていたライプツィヒだが、しっかりと立て直して首位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との勝ち点差を7のままとした。バイエルンは26日に2位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との首位攻防戦を控えている。

 欧州のビッグクラブへの移籍もうわさされる24歳のヴェルナーは今季24点をマークしており、得点ランク首位に立つバイエルンのロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)まで3ゴールと迫っている。試合後、どのように祝うか聞かれたヴェルナーは、「スイーツは絶対に外せないかな」とコメントした。

 ブンデスリーガ1部が無観客で再開されてからの18試合でアウェーチームの勝利はこれが10回目。本拠地で白星を挙げたのはバイエルン、ドルトムント、ヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)のわずか3チームだけと、ホームアドバンテージが生きていない状況となっている。

 ライプツィヒのマルクス・クレシェ(Markus Kroesche)スポーティング・ディレクター(SD)は、「あと何点か挙げられたが、不満はない。とても満足」とスカイ・ドイツ(Sky Germany)に語った。

 この試合の前には、FCアウクスブルク(FC Augsburg)もアウェーでシャルケ04(Schalke04)に3-0で快勝した。

 歯磨き粉を買うために滞在先のホテルを離れて外出禁止のルールを破り、前週末のVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)戦ではベンチに入れなかったアウクスブルクのハイコ・ヘルリッヒ(Heiko Herrlich)監督だが、この日は最高の形で初陣を飾り、チームは入れ替え戦に進む16位との差を6ポイントに広げた。

 一方、またしても守備面で拙さを露呈したシャルケは、前週もドルトムントに0-4で大敗するなどリーグ戦では9試合連続未勝利。昨年12月には一時3位につけていたが、順位を落とし続けて現在は8位に沈んでいる。(c)AFP/Ryland JAMES