【5月23日 AFP】バスケットボール殿堂(Basketball Hall of Fame)入りを果たしている米プロバスケットボール(NBA)の名選手で、現在は同国ジョージタウン大学(Georgetown University)のヘッドコーチ(HC)を務めているパトリック・ユーイング(Patrick Ewing)氏が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院していることが分かった。

 現役時代にニューヨーク・ニックス(New York Knicks)のアイコンとして活躍したユーイング氏は22日、新型コロナウイルスの検査で陽性だったことをツイッター(Twitter)上で明かし、「このウイルスは非常に厄介で、侮ってはならない」「皆さんには感染に気をつけること、そして自分や愛する人々を大切にするように望んでいる」とつづった。

「医療従事者や最前線で闘っている皆さんには、これまで以上に感謝したい。私はきっと元気になり、これを乗り越えられるだろう」

 ジョージタウン大学の体育部もコメント文を発表し、ユーイング氏が「地元の病院において、治療を受けて隔離されている」「男子バスケットボール部でウイルスの陽性者となったのは彼一人である」と公表した。

 現在57歳のユーイング氏は、現役時代に男子バスケットボール米代表「ドリームチーム」のメンバーとして、1984年と1992年の五輪で母国の金メダル獲得に貢献。NBAでは主にニックスなどで17シーズンにわたりプレーし、通算11度のNBAオールスターゲーム(NBA All-Star Game)選出を果たした。(c)AFP