リーガ各クラブがグループ練習開始、シーズン再開に向け前進
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【5月19日 AFP】スペイン1部リーグの各クラブは18日、最大10人でのグループ練習を開始した。同リーグは新型コロナウイルスの影響で中断しているが、来月に予定されているシーズンの再開に向けて一歩前進した。
FCバルセロナ(FC Barcelona)は午前9時30分に選手たちが練習場に戻ってきたと発表し、ジェラール・ピケ(Gerard Pique)やセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)らがトレーニングに参加している写真をツイッター(Twitter)に投稿した。
各クラブが全体練習に向けた最終段階を開始する中、レアル・マドリード(Real Madrid)の選手もマドリード郊外にある練習場で汗を流した。
レアルのエデン・アザール(Eden Hazard)は、クラブの公式チャンネルに「ピッチに戻ってチームメートと一緒に練習でき、とても良い気分。試合日まで待たねばならないが、とてもうれしい」とコメントした。
スペイン政府のプロトコルでは、ロックダウン(都市封鎖)の段階的緩和が遅れている地域のチームを含め、全クラブが練習を行えるようになった。
そのため、同国で最も深刻な被害が出ているマドリード州とカタルーニャ(Catalonia)自治州では「フェーズ0」のままとなっているが、レアルやバルセロナ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)も最大10人でのグループ練習を行うことができる。
アトレティコのジョアン・フェリックス(Joao Felix)は、「チームで集まって顔を合わせられたのはきょうが初めて。みんなが大好きで心待ちにしていたミニゲームを行った」と語った。
同国プロサッカーリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス(Javier Tebas)会長は17日、「これは政府の決定。全チームが同じ方法で練習を再開できるのがとても重要だった」とコメントしていた。
スペインでは17日時点での感染者数が23万1000人を超え、2万7650人以上が亡くなっていると報じられており、世界で最も深刻な被害が出ている国の一つとなっている。(c)AFP