【5月9日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は8日、シーズン再開に向けて選手たちの練習施設への出入りを許可し、リオネル・メッシ(Lionel Messi)らスター選手がトレーニングに臨んだ。

 昨季王者のバルセロナはこの日、クラブのトレーニング施設シウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペール(Ciutat Esportiva Joan Gamper)でメッシらが個人練習を行った。選手たちはトレーニングウエアのままで到着し、ロッカールームには立ち寄らずに三つのピッチに姿を現した。

 いつものルーティンをこなすと同時に、選手たちは新型コロナウイルスによる2か月間の隔離生活で身体にどのような影響が出ているかも確認していた。

 セビージャFC(Sevilla FC)やビジャレアル(Villarreal CF)、オサスナ(CA Osasuna)、CDレガネス(CD Leganes)もトレーニングを再開した一方で、レアル・マドリード(Real Madrid)は、6日に実施されたウイルス検査で選手が陰性であることを条件に、11日に活動を再開する予定となっている。

 3月中旬にシーズンが中断した時点でリーグ首位に立つバルセロナと勝ち点2差の同2位につけていたレアルは、同クラブのバスケットボールチームの一人が検査で陽性となって以降、ほぼ2か月ぶりの練習再開となる。

 スペインメディアによるとレアルでウイルス感染の兆候がある選手はいないものの、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督はFWルカ・ヨビッチ(Luka Jovic)の戦線離脱を余儀なくされることになった。クラブは同日、セルビア出身の同選手が右かかとを骨折したと公表した。(c)AFP