中欧班列、EUに累計1440トンの医療貨物物資を輸送 防疫協力に貢献
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【5月4日 東方新報】中国国家鉄路集団(国鉄集団)は4月18日、中国と欧州連合(EU)を結ぶ国際貨物列車・中欧班列がEU方面に運んだ防疫・医療関連物資の累計回数が44万8000回(1440トン)に及ぶと発表した。主な輸送先はイタリア、ドイツ、スペインなどで、これらの国を起点にさらに多くのEU諸国に運ばれているという。これは、中国がEUに行ってきた防疫協力の大きさを示すバロメーターであり、新型コロナウイルスの影響で海運や空輸が影響を受ける中、列車輸送の実力を見せつけた格好だ。
また、3月の中欧班列の運行本数は、前年同月の500本をはるかに超える800本以上で、標準コンテナで7万3000個を輸送し、ひと月当たりの最高記録を更新した。
国鉄集団貨物局の趙俊(Zhao Jun)主任によれば、新型ウイルスで他の物流が影響を受ける中、区間ごとに分けて実施する中欧班列の貨物輸送は、海運や空輸と比べてスタッフの検疫の手間が省けるため、一定の優位性があるという。国鉄集団はさらに中欧班列の輸送能力を保障し、国内企業の再稼働再生産を支援して、海外貿易の産業チェーン全体を円滑にするために、5か所の税関に国鉄集団の専門スタッフを常駐させ、スムーズに業務が行えるようにサポートした。
さらに、問題が起きれば適時に解決できるよう各国鉄道当局との連絡を密にし、中国の国家関連部門や地方政府、関連企業とも協力して、貨物の整理、積み荷作業協力を進め、スケジュール通りの運行を心掛けた。
このため、4月も前月に続く増加の勢いを保っている。今年の第1四半期だけで、前年同期比15%増の1941本を運行、発送貨物総量は標準コンテナで同18%増の17万4000箱となった。趙俊主任は「国内発の中欧班列の主要都市行きの輸送能力はすでにすべて回復した」という。
中欧列車は、中国を中央アジア経由でEUとつなぐ「一帯一路(Belt and Road)」経済一体化構想のシンボル的なプロジェクト。一帯一路構想がスタートする前から運行されていた重慶市(Chongqing)―新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)・阿拉山口市(Alashankou)経由―デュイスブルク(Duisburg)列車を発展させる形で、今では中国56都市と中央アジア・EUの15か国49都市間をほぼ毎日1日1本以上運行するまでになった。(c)東方新報/AFPBB News