【4月26日 CNS】中国の遼寧省(Liaoning)と安徽省(Anhui)から贈られた医療支援物資が17日、それぞれ米国のユタ州とメリーランド州に到着した。

 遼寧省人民代表会議とユタ州議会は2006年に、中国と米国の間で初めて省と州レベルの議会で交流・協力関係を結んでいる。

 遼寧省からユタ州ソルトレイクシティーに届いた物資は、N95マスク7000枚、使い捨て医療用マスク7万枚、防護服7000着、子ども用マスク3000枚が含まれている。子ども用マスクの一部は、児童が中国語を学んでいるカスケード小学校(Cascade Elementary School)に寄付される。

 ユタ州議会は記念式典を開き、ビデオ対話を通じて遼寧省側に感謝を述べた。ユタ州のスチュワート・アダムス(Stuart Adams)上院議長、ブラッド・ウィルソン(Brad Wilson)下院議長や、カスケード小学校の児童たちが会場に訪れ、ビデオを通じて式典に参加し、中国側の代表と交流した。

 安徽省とメリーランド州は1980年に友好関係を結んでいる。安徽省から支援物資を受けたメリーランド州のルイズ・ボランダ(Luis Borunda)州務副長官らは、中国駐米大使館の徐学淵(Xu Xueyuan)公使とビデオ通話で交流した。

 ボランダ氏はメリーランド州と中国の長年の友好関係をたたえ、支援物資の寄贈に感謝を表明。徐氏は、新型コロナウイルスの影響を受けているメリーランド州の人々のために支援物資が役立つことを望み、中国と米国が協力して困難を克服するよう呼びかけた。(c)CNS/JCM/AFPBB News