■「陽気さへの欲求」

 仏団体「反たばこ連盟(Alliance contre le tabac)」のベルトラン・ダウツェンベルグ(Bertrand Dautzenberg)事務局長は「閉じ込め状態にあるときは、自分自身から喫煙習慣を取り上げるのに適した時期ではない」と指摘する。

 同事務局長は、「最も得策なのは何か別のものに置き換えることで、禁煙パッチを貼ったり、代用品や電子たばこを使用したりすることだ」と述べ、「しかしそれと同時に、自らにこう言い聞かせることもできる。『今は面倒な時期だ。自分が実行できる望ましいことは何か。それは禁煙だ』というふうに」と続けた。

 一方、仏依存症協会(Addiction Federation)のナタリー・ラトゥール(Nathalie Latour)氏は、「この種の欲求の問題に対処する必要がある」と話す。

「現在、オンライン飲み会が開かれる回数が増加傾向にある。陽気に騒いだりストレスを発散したりすることへの欲求は、アルコールの消費と切り離して考えることはできない」が、そこで重要なのが、「陽気さ=アルコール、ストレス=アルコールというパターンに陥るのを避けること」だと指摘している。

 これについてシャラント依存症センターのバテル氏は、ロックダウンの継続期間が長引くほど、マイナスの影響がより大きく感じられる可能性が高いと警告する。

「アルコール摂取については、待機期間に対応するための行動の一つとなることが考えられる。アルコールによって気分が落ち着き、物事から少し距離を置くことができるようになると、自分に言い聞かせる行動だ」

 だが、時間が経過するにつれて、その沈静効果はどんどん小さくなり、期待される恩恵は過度の飲酒によって引き起こされる憂鬱(ゆううつ)や不安へと変化していくとも説明している。(c)AFP/Stéphane ORJOLLET