【4月13日 AFP】新型コロナウイルスの感染拡大を受け全国で外出禁止措置が講じられているフランスで、交通事故の死者数が3月、前年に比べ40%近く減少した。当局が明らかにした。車や人、自転車の移動が減ったことが要因。

 人口6700万人のフランスでは政府が3月17日から外出禁止を命じ、市民の大半は生活必需品の買い物のための外出しか認められていない。

 内務省の交通当局の発表によると、3月の交通事故死者数は、前年同月比39.6%減の154人となった。自転車や人の移動の急減が主因となった。事故件数は43%減の2443件。しかし商用車のドライバーの死者数は減少しなかった。こうしたドライバーの多くは必要不可欠な労働に従事する者とみなされ、依然として運転を続けている。

 当局によれば3月30日~4月5日の1週間でスピード違反件数は増加した。(c)AFP