【3月14日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は13日、来週予定されていた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)とヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)の全試合を延期すると発表した。

 UEFAは12日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦のマンチェスター・シティ(Manchester City)対レアル・マドリード(Real Madrid)戦、ユベントス(Juventus)対オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)戦の中止を発表しており、FCバルセロナ(FC Barcelona)対ナポリ(SSC Napoli)戦とバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)対チェルシー(Chelsea)戦については無観客で開催予定としていた。

 UEFAは「欧州でのCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大と、各国政府の決定を踏まえ、来週予定されていたUEFAのクラブ大会の試合すべてを延期する」「延期された試合がいつ行われるかについては追って通達される」とのコメント文を発表している。

 この決定は、ヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦第2戦のすべてにも影響を与えている。その第1戦は12日に8試合中6試合が行われ、そのうち4試合は無観客で開催された。インテル(Inter Milan)対ヘタフェ(Getafe CF)戦とセビージャFC(Sevilla FC)対ASローマ(AS Roma)戦については中止となっていた。

 また20日に行われる予定だった両大会の準々決勝の組み合わせ抽選会についても、結果的に延期となっている。

 UEFAは17日に、クラブ大会とパンデミック(世界的な大流行)の影響で1年間延期される可能性のある欧州選手権(UEFA Euro 2020)に関する緊急会合を開くことになっている。

 イタリアやスペイン、フランスに続いて、この日イングランドとドイツも国内リーグ戦の延期を発表している。(c)AFP