【3月14日 AFP】イングランド・プレミアリーグは13日、アーセナル(Arsenal)のミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督とチェルシー(Chelsea)のカラム・ハドソン・オドイ(Callum Hudson-Odoi)から新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたことを受け、4月4日になるまで試合日程を延期すると発表した。

 2部から4部にあたるイングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)や女子スーパーリーグ、またスコットランドの全サッカー競技、およびイングランドとウェールズの国際親善試合も延期が決まった。

 プレミアリーグは「本日の株主総会で、4月4日の再開を見込んで全会一致でプレミアリーグの一時中断を採決した。再開はその時点での医療上の助言と状況に従う」とのコメントを発表している。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、30年ぶりの優勝に向けた悠々とした歩みを止められたものの、その決定を称賛し、「誰もいないスタジアムでプレーをしたくはないし、試合や大会が中止になってほしくもないが、もしそうすることで人が、一人でも健康でいられるようになるなら、問答無用だ」とコメントしている。

 エバートン(Everton)は選手1人、レスター・シティ(Leicester City)は3選手、ボーンマス(AFC Bournemouth)はGKアルトゥル・ボルッチ(Artur Boruc)と4人のスタッフが自主隔離となっている。また、7日の試合でアルテタ監督率いるアーセナルと対戦したウェストハム(West Ham)もスタッフを自主隔離している。

 EFLと女子スーパーリーグは、最短でも4月3日までは試合を中止。イングランド代表は今月ホームで行われる予定だったイタリア戦とデンマーク戦、ウェールズ代表はオーストリア戦と米国戦をそれぞれ延期している。(c)AFP/Kieran CANNING