【3月6日 AFP】イタリア・セリエA、ユベントス(Juventus)のアンドレア・アニェッリ(Andrea Agnell)会長は5日、欧州大会で結果を残している名門は「一つの悪いシーズン」によってもたらされる被害から保護されるべきだと訴えた。

 アニェッリ会長は欧州クラブ協会(ECA)の代表として、ビッグクラブが欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)に出場する可能性がより大きくなるよう、欧州大会の方式を見直すべきだという考えを明らかにした。

 英紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)が主催するイベントに出席したアニェッリ会長は、現行システムの公平性に疑問を呈し、昨シーズンのセリエAで3位に入ったアタランタ(Atalanta)がチャンピオンズリーグの出場権を得たのに対し、欧州でより結果を残しているものの昨季6位だったASローマ(AS Roma)が同大会に出場できなかったことを例に挙げた。

 アニェッリ会長の案では、イングランド・プレミアリーグのシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)のようなチームがチャンピオンズリーグの出場権を手にした際、たとえリーグ戦で3度の欧州制覇を誇るマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を上回っていても、出場できないということになる。

 アニェッリ会長は、欧州大会への出場権を決める上では、チャンピオンズリーグなどでの結果が今以上に重視されることを強く望んでいるという。

「われわれは、そうしたクラブが発展するために修正できる要素は何かということを考えている」

「国内リーグで最低限の順位に入ることで、欧州大会の出場権が確保できる。とはいえ、強豪リーグにいるだけで欧州大会へのストレートイン権が与えられるのは議論の余地がある」

「アタランタが成し遂げたことにとても敬意を払っているが、欧州大会出場の前歴がなく、前のシーズンに素晴らしい結果を残したチームが欧州大会への出場権を手にしている。それはフェアで正しいことなのか?」

「一方、ローマはイタリアのランキングを維持する上で大きく貢献している。彼らは結果が伴わないシーズンが一つあっただけで、出場できなかった。それは財政面の不利益にもつながる」 (c)AFP