【2月14日 AFP】フランス版アカデミー賞(Academy Awards)として知られる映画賞「セザール賞(Cesar Awards)」を主催する仏映画芸術技術アカデミー(Academy of Arts and Techniques of Cinema)は、授賞式を2週間後に控えた13日、理事全員の辞任を発表した。俳優やプロデューサー、監督など映画関係者ら200人以上が前日、「抜本的な改革」を求める公開書簡を発表していた。

 今月28日に授賞式が開催される今年のセザール賞をめぐっては、レイプ疑惑のあるロマン・ポランスキー(Roman Polanski)監督の最新作『An Officer and a Spy(英題)』が受賞の最有力候補としてノミネートされたことで、理事会を批判する声が高まっていた。

 ポランスキー監督は、性的同意年齢未満の13歳少女に対する強姦(ごうかん、法廷強姦)で1978年に米国で指名手配されており、米ハリウッドでは「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」とみなされている。

 仏映画芸術技術アカデミーの声明は、「2019年に映画を制作した男女に敬意を表すため、また、平穏を取り戻して映画祭(セザール賞)が本来の祭典としてあり続けられるようにするため、当理事会は全会一致で辞任すると決定した」と説明している。

 アカデミーは授賞式後に総会を開き、改革と現代化を担う新たな理事を選出するという。(c)AFP