【1月29日 CNS】中国公安部戸籍管理研究センターが20日、「2019年全国姓名報告」を発表した。報告によると、戸籍登録人口で人数の多い姓の上位五つは、「王(Wang)」「李(Li)」「張(Zhang)」「劉(Liu)」「陳(Chen)」の順であった。全国31の省(区、市)の姓の人数分布は異なるが、全国合計で「王」が最も人数が多かった。

 同センターは世界最大規模の14億人の人口の情報をカバーするため、ビッグデータ技術を採用して、全国の戸籍人口(香港、マカオ、台湾を除く)の姓と名前のデータを処理し、新生児に命名された漢字などさまざまな統計分析を行っている。

 18年と19年で100位までの姓の序列に多少の変化があったという。19年では、「万」姓が275万人で91位に、「欧」姓が261万人で97位に上がってきた。一方、「常」姓が101位、「湯」姓が102位と100位圏外に下がった。百家姓の総人数は全国戸籍人口の85.9%を占めている。

 地域分布で見ると、「王」は北京市、天津市(Tianjin)、河北省(Hebei)など16の省(区、市)で最多人数、「李」は湖北省(Hubei)、湖南省(Hunan)、重慶市(Chongqing)などで最多、「張」は上海市で最多、「劉」は江西省(Jiangxi)、「陳」は浙江省(Zhejiang)、福建省(Fujian)、広東省(Guangdong)で最多、「楊(Yang)」は貴州省(Guizhou)で最多、「黄(Huang)」は広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)で最多、「馬(Ma)」は青海省(Qinghai)と寧夏回族自治区(Ningxia Hui Autonomous Region%)で最多だった。

 また、19年の新生児の戸籍登録で使用率が高かった漢字は、「梓(Zi)」「子(Zi)」「宇(Yu)」などだった。(c)CNS/JCM/AFPBB News