【1月8日 AFP】ナチス・ドイツ(Nazi)がポーランドに設置したアウシュビッツ・ビルケナウ(Auschwitz-Birkenau)強制収容所の跡地にある国立アウシュビッツ・ビルケナウ博物館は7日、2019年の訪問者数が過去最高の230万人に達したと明らかにした。アウシュビッツは今月、解放から75年の節目を迎える。

 2019年の訪問者数は、過去最高を記録した2018年の実績を17万人上回った。ポーランド人約40万人が訪問したのに対し、英国人20万人と米国人12万人、ドイツ人7万3000人をはじめ、外国人も大勢訪れた。

 ユダヤ人600万人超が犠牲となったホロコースト(Holocaust、ユダヤ人大量虐殺)の象徴となった同収容所では1940~45年、欧州各地から送られてきたユダヤ人100万人を含む約110万人がナチスによって殺害された。(c)AFP