【12月21日 AFP】米国の陸海軍のエリート士官を養成している陸軍士官学校ウエストポイント(West Point)と海軍兵学校(US Naval Academy)は20日、先週全米でテレビ中継されたアメリカンフットボールの対抗戦で学生らが「白人至上主義」の意味にもなり得るハンドサインを見せたとされる疑いが晴れたと発表した。

 両校は、調査の結果、学生らは若者の間で人気の「サークル・ゲーム」をしていただけで、人種差別的な意図は一切なかったことが分かったと明らかにした。

 12月14日に行われた毎年恒例の陸海軍対抗戦の会場には、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領も姿を見せたが、試合が始まる前、少なくともウエストポイントの学生2人と海軍兵学校の学生1人が親指と人さし指で輪を作り、残りの指を上に向けて広げていた。

 近年、白人至上主義のグループの間で「OKサイン」に似たこの指の形がよく使われるようになっている。

 学生たちは、試合を生中継していたスポーツ専門ケーブルテレビ局ESPNの解説者の後ろでハンドサインをはっきり分かるように示していたことから、陸軍士官学校と海軍兵学校の名門校に人種差別団体が入り込んでいるのではないかとの懸念が広がっていた。(c)AFP