米軍士官学校生らが白人至上主義のハンドサインか 軍が調査
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【12月16日 AFP】米国でテレビ中継されたアメリカンフットボールの陸海軍対抗戦の会場で、士官学校の学生らが白人至上主義の意味にもなり得るハンドサインを見せたとして、軍が調査に乗り出したことを明らかにした。
試合は14日、フィラデルフィア(Philadelphia)で開催され、スポーツ専門のケーブルテレビ局ESPNが生中継していた。
試合前に問題のハンドサインを見せたのは、陸軍士官学校ウエストポイント(West Point)の学生2人と海軍兵学校(US Naval Academy)の学生1人。
このサインは、親指と人さし指で輪を作り、残りの指を上に向け広げるもので、「OKサイン」に似ている。
反ユダヤ主義の監視団体「名誉毀損(きそん)防止同盟(Anti-Defamation League)」によると、これが白人至上主義のサインになったのは最近で、その見分けのつきにくさが使われ始めた理由の一つだという。
軍関係者らはウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙に対し、ハンドサインが用いられた動機について調べていると明かした。
このジェスチャーをめぐっては、昨年にも沿岸警備隊が、テレビ放送の最中に同じサイン見せた隊員1人を処分している。(c)AFP