【1月7日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領が政権移行期間中の南米ベネズエラを米国が「統治する」と述べたのを受け、ベネズエラのデルシー・ロドリゲス暫定大統領は6日、いかなる外国勢力も同国を統治していないと主張した。

ニコラス・マドゥロ政権で副大統領を務めたロドリゲス氏は、トランプ氏との協力の度合いについて、時に融和的な姿勢を、時に反抗的な態度を見せるなど、矛盾したメッセージを発している。

米軍特殊部隊が首都カラカスでマドゥロ大統領夫妻を拉致してから3日後、ロドリゲス氏は「わが国の統治権はベネズエラ政府にあり、他のどの国にもない」「ベネズエラを統治する外国の代理人は存在しない」と述べた。

トランプ氏は、ベネズエラは現在、米国が「統治」していると主張しているが、自身の要求に応じベネズエラの膨大な石油資源へのアクセス権を渡すならば、ロドリゲス氏に協力する用意があると述べている。

ロドリゲス氏は歩み寄りの姿勢を示すと同時に、マドゥロ氏の拘束以来、街をパトロールしている治安部隊と準軍事組織を掌握している強硬派を味方につけておきたいと考えているようだ。

ロドリゲス氏は米国の攻撃で「殉職」した人々に敬意を表して「われわれは降伏しない国民であり、あきらめない国民だ」と宣言した。

ベネズエラ軍は6日、米軍の攻撃で死亡した兵士23名(将官5名を含む)のリストを公表した。(c)AFP