印東部でゾウ2頭列車にはねられ死ぬ 事故多発、5年で26頭犠牲
このニュースをシェア
【12月12日 AFP】インド東部で11日、ゾウ2頭が旅客列車と衝突して死んだ。当局が発表した。ゾウの死骸には花が手向けられ、現場で火葬された。
北東辺境鉄道(North East Frontier Railway)によると、2頭は同日午前4時半(日本時間同8時)、線路を横切ろうとしていたところ、列車にはねられた。うち1頭は妊娠していたという。
同社は「濃霧による視界不良が原因で事故が起きたとみている」と説明している。
野生生物管理当局によると、同社の路線のうち対ネパール国境付近一帯では、過去5年間に少なくとも26頭のゾウが犠牲になっており、負傷した数はさらに多いという。
同当局や林業従事者らは、同様の事故の発生を理由に、夜間の列車運行を中止するよう、鉄道当局に繰り返し求めてきた。
2頭の死骸のそばには地元住民数十人が集まり、祈りをささげる人もいた。周囲に丸太が積み上げられ、火が付けられた。(c)AFP