【11月10日 AFP】19-20スペイン1部リーグは9日、第13節の試合が行われ、リオネル・メッシ(Lionel Messi)がPKとFK2発でハットトリックを達成したFCバルセロナ(FC Barcelona)は4-1でセルタ(Celta de Vigo)を下し、エルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督のプレッシャーを和らげた。

 メッシのPKで先制したバルセロナは、ルーカス・オラサ(Lucas Olaza)のFKで追いつかれたが、その後メッシがFKを2本沈めると、終了間際にはセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)がダメ押しの4点目を記録した。

 これでメッシは、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)のリーグ記録に並ぶ通算34度目のハットトリックを達成。バルセロナは勝ち点で並ぶレアル・マドリード(Real Madrid)を得失点差で上回って首位に立っている。

「メッシをよりどころにしないなんて不可能だ。彼はすべてに輝きを与える」とコメントしたバルベルデ監督は、「われわれは彼を頼りにしている。どんなチームでもそうするだろう。彼は新たな扉を切り開いた」とエースを称賛した。

 カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が2得点を記録し、エデン・アザール(Eden Hazard)が輝きを放ったレアルは、SDエイバル(SD Eibar)に4-0で快勝した。

 ベンゼマのゴールで先制したレアルは、直後にセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)がPKで加点すると、29分にはラモスが譲ったPKをベンゼマが決めてこの日2点目をマーク。後半にはフェデリコ・バルベルデ(Federico Valverde)が4点目を挙げた。

 この試合の2ゴールでレアルでのリーグ通算得点数を157としたベンゼマは、フェレンツ・プスカシュ(Ferenc Puskas)氏を抜いてクラブ歴代6位に浮上。しかし、この試合でより輝きを放ったのは、アザールの類いまれな創造性だった。

「彼の前半の働きは非常に印象的だった」とアザールに言及したレアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「われわれは満足しているし、彼は間違いなくマドリードにとって極めて重要な選手になる」と続けた。(c)AFP/Thomas ALLNUTT