【11月3日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは2日、第11節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は終了直前のサディオ・マネ(Sadio Mane)のゴールでアストン・ビラ(Aston Villa)に2-1で逆転勝利。マンチェスター・シティ(Manchester City)もサウサンプトン(Southampton FC)に2-1で競り勝って首位を追走した。

 敵地ビラ・パーク(Villa Park)で前半にトレゼゲ(Mahmoud Hassan aka Trezeguet)にゴールを許したリバプールだったが、見事な逆転劇で今季無敗を維持した。

 87分にアンディ・ロバートソン(Andy Robertson)の得点で同点としたリバプールは、アディショナルタイムにマネが決勝点を挙げて11節で10勝目に到達。1990年以来のリーグ制覇を目指すリバプールは、2位シティに6ポイント差をつけている。

 リバプールを率いるユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、「最高の気分だ。満足している。決勝点は何度か試していたCKからだった」と喜んだ。「これまで逆転した試合はいくつかあるからというわけではないが、きょうのように決まることもあるのでトライし続けなければならない」

 本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)にサウサンプトンを迎えたシティは、序盤にジェームズ・ウォード・プラウズ(James Ward-Prowse)に先制点を許したが、70分にセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)が同点とすると、86分にはカイル・ウォーカー(Kyle Walker)のゴールで勝ち越してリバプールをその視界にとどめた。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「われわれがタイトルを獲得した最初のシーズンは、最後の最後で勝利を手にした試合が四つから五つあって勝ち点100を獲得した。昨シーズンはもっと楽に優勝した。今年は最初にタイトルを獲得したシーズンのようだ」とコメントした。

 タミー・アブラハム(Tammy Abraham)とクリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)が得点を記録したチェルシー(Chelsea)は、アウェーでワトフォード(Watford FC)を2-1で下し3位に浮上した。

 また、低迷が続くマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はボーンマス(AFC Bournemouth)に0-1で敗れ、アーセナル(Arsenal)はウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)と1-1で引き分けている。(c)AFP/Steven GRIFFITHS