【10月6日 AFP】第49回世界体操競技選手権(49th FIG Artistic Gymnastics World Championships)は5日、女子予選が行われ、今大会初登場となった女王シモーネ・バイルス(Simone Biles、米国)が、自身の名前が付く予定の二つの新技を成功させた。

 バイルスは、まずはゆかの演技で後方抱え込み2回宙返り3回ひねりを披露。さらに平均台で、後方抱え込み2回宙返り2回ひねり下りを決めた。技名は、ゆかが「バイルス2」、平均台が「バイルス」になる予定で、バイルスはこれで自身の名を冠した技を四つ持つことになる。

 平均台の「バイルス」については、国際体操連盟(FIG)が技の難度を「H」に設定したが、本人はもっと高いはずだと考えており、ツイッター(Twitter)に技の図を載せながら、「笑える。ばか言わないで」と書き込んでいる。

 世界体操で史上最多14個の金メダルを獲得しているバイルスは、5回目の出場となる今大会で、その記録をさらに伸ばすことを狙っている。バイルスは個人総合トップで予選を通過している。(c)AFP