【9月10日 Xinhua News】中国郵政集団が独自開発したスマート無人配達車がこのほど、湖北省(Hubei)仙桃市(Xiantao)で全国に先駆けて商用運行を始めた。

 スマート無人配達車は全長約2メートル、全幅約80センチ、高さ約1.5メートルで、最高時速は15キロ。荷物を入れるロッカーが30ボックスあり、最大200キロまで積載可能。車体は防水・防じん仕様で、天候にかかわらず配達し、荷物を破損させることもない。

 レーザーや超音波など複数のレーダーセンサーを搭載。到着10分前に受取人に電話連絡し、認証コードをショートメッセージで知らせる。受取人が車体に記載された2次元コードをスマートフォンでスキャンし、認証コードを入力するだけで、ボックスが自動で開き、荷物を取り出すことができる。 

 現在は主に仙桃市政府と直属機関のエリア内で運行しており、市街地の一部区間まで運行エリアを延ばす計画で、湖北郵政が現在、運行状況をモニタリングしている。(c)Xinhua News/AFPBB News