【8月11日 CNS】職業紹介や不動産仲介の総合プラットフォーム「58同城」は旧暦の7月7日「七夕」が近づいてきた6日、「2019在職独身者調査報告」と題する報告書を公表した。これによると、在職の独身者は、IT業界の独身比率が最も高く、60.4%の独身者が結婚を渇望しているが、「適当な相手がいない」と嘆いている。

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 報告書は、北京、上海、広州(Guangzhou)、深セン(Shenzhen)の4大都市と成都(Chengdu)、重慶(Chongqing)、西安(Xi'an)などの一線都市の在職独身者を対象としてオンライン調査を行った結果をまとめたもの。インタビューを受けた人の年齢層は主に20~40歳で、大学本科卒は76.4%を占める。

■独身比率が高い業界は…IT業界が最高、半数が管理職

 報告書によると、コンピューター、インターネット、通信業界の独身比率が最も高く、13.8%に達する。人事・総務・バックオフィスの独身比率も9%と低くない。

 これはインターネットやIT業界の特性と業務負荷によるもので、残業が多く、社交ルートが閉ざされていることが、独身比率が高いことにつながっている。

 データを見ると、在職独身者の出世は順調で、49.6%の独身者はすでに中間管理職だ。在職独身者の平均月給は8836元(約13万3160円)だ。

■結婚しない理由…6割近い人は「適当な相手がいないから」と回答

 同報告によると、在職独身者の58.1%は「適当な相手がいないから」を理由に挙げ、37.3%は「自分が消極的で相手を探していないから」で、19.5%は「経済的に許されないから」だった。

 もう一つの注目すべき数字は、19.3%の独身者は恋愛するつもりがなく、14.8%の独身者は「現状を変えるつもりはない」と回答していることだ。(c)CNS/JCM/AFPBB News