【6月6日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は5日、フランス・パリで開いた総会で会長選を行い、唯一の立候補者だった現職のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長が再選を果たした。

 汚職問題で名誉を失墜したジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)前会長の後任として、2016年2月からFIFAのトップを務めている49歳のインファンティーノ会長は、再選を果たしたことで2023年までの2期目を迎えることになった。

 女子W杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)の開幕が2日後に迫る中、インファンティーノ会長は全211の加盟協会の代表者に向け、FIFAは「信頼そのもの」と呼べる組織に生まれ変わったと語りかけた。

 インファンティーノ会長は「FIFAの再建や危機、スキャンダル、汚職について話す人はもういない。われわれが話し合うのはサッカーについてだ」と主張した。

「状況を好転させたということだけは言える」「(会長に就任してからの)この3年4か月で、FIFAは有毒で犯罪組織同然ともいえる状態から、サッカーを発展させ、サッカーを第一に考えるという本来あるべき姿に変わった」 (c)AFP