【4月16日 AFP】米国で優れた報道などに贈られるピュリツァー賞(Pulitzer Prize)が15日、発表され、ニューヨーク・タイムズ(New York Times)とウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の2紙がドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領とその一族に関する調査を理由に受賞した。

 ピュリツァー賞選考委員会はニューヨークのコロンビア大学(Columbia University)での式典で、ニューヨーク・タイムズの受賞理由について、トランプ氏一族の資産に関する報道により「自力で富を築いたとする同氏の主張の虚偽を暴き、税金逃れを繰り返したビジネス帝国の姿を明らかにした」と説明した。

 一方のウォールストリート・ジャーナルは、トランプ氏と不倫関係にあったと主張する2人の女性に対し大統領選挙期間中に秘密裏に支払われた口止め料に関する報道で同賞を受賞した。(c)AFP