米最高裁、テキサス州の再編選挙区割りを容認
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【12月5日 AFP】米連邦最高裁は4日、2026年の中間選挙でテキサス州が再編された下院選挙区の区割りを使用するのを容認し、ドナルド・トランプ大統領率いる共和党が下院の支配を維持する可能性を高めた。
保守派が多数を占める最高裁の決定は、トランプ氏が推進した新区割りが人種に基づくゲリマンダーにあたるとした下級審の判断を差し止めた。
新たな選挙区では、共和党優勢と見込まれる五つの下院選挙区が増やされる。これにより、民主党が議会の支配権を握るのが一層困難となり、トランプ氏の強力な権限に歯止めをかけることが難しくなる。
今回の判断は形式上は下級審判決の一時停止にすぎないが、実質的には共和党に有利な選挙区が来年の中間選挙で適用されることを確定させるものだ。(c)AFP