【2月18日 AFP】アンドリュー・マケイブ(Andrew McCabe)前米連邦捜査局(FBI)副長官は17日に放送された米CBSテレビのインタビューで、2017年にロッド・ローゼンスタイン(Rod Rosenstein)司法副長官からドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の解任について提案され、支持する閣僚らが何人いるかについて話し合ったと証言した。

 マケイブ氏はCBSの報道番組「60ミニッツ(60 Minutes)」で、トランプ氏が同年5月9日にジェームズ・コミー(James Comey)FBI長官(当時)を解任した後、ローゼンスタイン氏が、職務遂行能力を欠いた大統領の解任手続きを定めた合衆国憲法修正25条の発動を提案したと説明。「何人の閣僚らが支持するかという観点からこの提案を私と話し合った」と話した。

 この証言を含むインタビューの抜粋はCBSの早朝の報道番組「フェイス・ザ・ネーション(Face the Nation)」の中で放送された。大統領解任の議論という爆弾情報について、マケイブ氏の実際のコメントが報じられたのは初めて。

 ローゼンスタイン氏は、トランプ氏の解任について話し合ったとする報道内容を「冗談」の類と一蹴している。(c)AFP