【1月17日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は17日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第6シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)はヴィクトリア・クズモワ(Viktoria Kuzmova、スロバキア)を6-4、6-1で下し、3回戦に駒を進めた。

 スビトリーナは、昨年10月にシンガポールで行われたWTAファイナルズ(WTA Finals Singapore 2018)を制してキャリア最大のタイトルを獲得し、自信に満ちあふれている。

 スビトリーナは「それが間違いなく私に大きな自信を与え、自分が本当に高いレベルでプレーできるということを示した」「だから今、この自信を四大大会(グランドスラム)での優勝に変えようとしているところ」と話した。

 昨年大会は準々決勝で敗退したスビトリーナは、3回戦でクリスティナ・プリスコバ(Kristyna Pliskova、チェコ)と張帥(Shuai Zhang、中国)の勝者と対戦する。

 また、クリスティナの双子で第7シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)は、マディソン・ブレングル(Madison Brengle、米国)との試合で第1セットを落としたものの4-6、6-1、6-0で勝利した。

 プリスコバのグランドスラムでの最高成績は2016年の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2016)で、この大会では決勝でアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)に敗れている。

 全豪の準々決勝で2年連続の敗退となっているプリスコバは、ブリスベン国際(Brisbane International 2019)で優勝するなど調子を上げて今大会に入った。

 プリスコバはこの勝利について「あらゆることが詰まった試合だった。ブレークや良いプレー、私にもひどいミスがあった」と振り返った。

 スビトリーナとプリスコバは世界ランキングで10位以内につけているが、ともに全豪オープンでは準々決勝より先に進んだことがない。

 他の試合では、第27シードのカミラ・ジョルジ(Camila Giorgi、イタリア)が勝利して3回戦でプリスコバとの対戦を決めた一方、第21シードの王薔(Qiang Wang、ワン・チャン、中国)も勝ち上がりを決め、次戦で第13シードのアナスタシヤ・セバストワ(Anastasija Sevastova、ラトビア)と顔を合わせることになった。

 また、第17シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)も湿度の高い環境の中、アナスタシア・ポタポワ(Anastasia Potapova、ロシア)から勝利を収め、3回戦でエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)との対戦が決定した。

 キーズとメルテンスはともに全豪で4強入りの実績があり、四大大会(グランドスラム)のシーズン初戦となる今大会でさらなる成功を望んでいる。

 キーズは試合後、「タフな試合だった。過去に一度戦ったことがあるからとても難しかった」と話している。(c)AFP/Martin PARRY