究極のブリティッシュジョーク? フィリップ殿下、これまでの迷言・放言【再掲】
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【12月25日 AFP】今年、97歳の誕生日を迎えた英国のフィリップ殿下(Prince Philip, Duke of Edinburgh)。エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の夫である殿下は、これまでたびたび王族らしからぬ物言いで注目を集めてきた。ここに、過去の印象的な発言を集めてみた。(※この記事は、2018年7月6日に配信されました)
◆「これからお目にかけるのは、世界でもっとも経験豊富な除幕のプロの技ですよ」
――2017年5月、ロンドンのクリケット場に新設された観客席のプレート除幕式で。
◆「(子どもが)学校に行くのは、親が子どもたちに家にいてほしくないからさ」
――2013年10月、前年にパキスタンで女子教育の権利を訴えイスラム武装勢力タリバン(Taliban)に銃撃されたマララ・ユスフザイ(Malala Yousafzai)さんの前で。マララさんは笑いをこらえようと顔を覆っていた。
◆「体の色んなところがボトボトはがれ落ちはじめている」
――2011年、90歳の誕生日を前にコメントを求められて。
◆「今夜のイベントにはご家族が大勢来ているようですね」
――2009年10月、インド系英国人の会合で、ビジネスマンのアトゥル・パテル(Atul Patel)氏の名札を見て。パテルはインド系に多い姓。
◆「最近は拒食症の人のために食用犬を開発しているらしいよ、知ってた?」
――2002年、盲導犬を連れた女性に対する冗談。
◆「まだやりを投げているの?」
――2002年、オーストラリア訪問中に、先住民アボリジニに対して。
◆「君がそれ(ロケット)で飛ぶことはまずないな、太りすぎだもの」
――2001年、宇宙飛行士にあこがれる13歳の少年の夢を打ち砕く発言。
◆「耳が聞こえない?そんな近くにいたら、そりゃそうだろうね」
――1999年、スチールドラムバンドのそばに立っていた聴覚障害者の団体に対して。
◆「つまり、あなたは食べられないで済んだわけだね」
――1998年、パプアニューギニアでトレッキングをしていたという学生に対して。
◆「例えばの話だが、クリケット選手が学校に行って、バットでたくさんの人を殴り殺したとする。極めて簡単にできるだろう。そうしたらクリケットのバットを禁止するのか?」
――1996年、英スコットランドのダンブレーン(Dunblane)で起きた児童・教師16人の射殺事件を受けて、拳銃の禁止を求める活動家らを激怒させた発言。
◆「どうやってここの人たちを、酒を飲むことなく最後まで運転免許試験を受けさせられるの?」
――1995年、スコットランドの自動車教習所教官に対して。
◆「あなたたちのほとんどは海賊の子孫なんでしょう?」
――1994年、英領ケイマン諸島(Cayman Islands)の住民への質問。
◆「それが戦争というものの一部だったんだ。私たちのころはカウンセラーなんていなくて、誰かが銃を撃つたびに『大丈夫ですか? 何かとんでもない問題を抱えていませんか?』なんて聞いたりしなかった。進み続けるのみだった」
――1994年、第2次世界大戦(World War II)の「Dデー」50周年のドキュメンタリーで、ストレス・カウンセリングについてのコメントを求められて。フィリップ殿下は、元海軍将校。
◆「まだそんなに長く住んでないでしょう。だって太鼓腹になっていない」
――1993年、ハンガリーのブダペストで出会った英国人に対して。
◆「いいや結構だ。何か気持ちの悪い病気でももらったらどうする」
――オーストラリアで1992年、コアラをなでてくださいというリクエストに対して。
◆「あなたたちの国は、絶滅危惧種が売買される世界でも悪名高い国の一つですよ」
――1991年、タイで自然保護の賞を受け取った際の発言。
◆「ここに長くいると、みんな目が細くなってしまうよ」
――1986年、中国に滞在中の英国人学生たちに対して。
◆「4本の脚があるが机ではないもの、二つの翼で飛ぶが飛行機ではないもの、水の中を泳ぐが潜水艦ではないもの、それら全てを広東人は食べる」
――1986年、世界自然保護基金(WWF)の会合にて。
◆「あなたは女性というわけですよね?」
――1984年、ケニアで贈り物を渡した女性に対して。
◆「以前は皆もっと自由な時間が必要だと言っていた。今度は職がないと文句を言う」
――1981年、不景気のさなかの的外れな発言。
◆「イギリス人女性は料理ができない」
――1966年、ギリシャ生まれの殿下はフェタチーズとオリーブが恋しかったのかもしれない。
◆「これの開設を宣言します。これが何の施設であれ」
――1969年、カナダ訪問中のイベントで。
(c)AFP/Alice RITCHIE