【12月18日 AFP】韓国のヒップホップボーイズグループ「BTS(防弾少年団)」が同国にもたらす経済波及効果が、毎年4兆1000億ウォン(約4000億円)に上るとの分析結果が18日、発表された。

 現代経済研究院(Hyundai Research Institute)が発表した分析によると、2017年に韓国を訪れた外国人観光客のうち、13人に1人がBTSを旅行の理由に挙げていた。

 男性7人組のBTSは今年、K-POPグループとして初めて全米アルバムチャートの首位を獲得。世界的な注目がK-POPにますます集まっていることを示した。

 同研究院は、このような注目に後押しされて韓国製品のブランドイメージが海外で向上しており、BTSは経済面で貴重な資産になっていると指摘した。

 推計によると、BTSによる経済波及効果は年間4兆1000億ウォン。また、昨年の観光客約80万人が、BTSを理由として韓国を旅行先に選んだとされており、この数は韓国を訪れた観光客全体の7%以上を占める。

 同研究院によると、衣料品や化粧品、食品といった消費財の輸出のうち、10億ドル(約1120億円)以上がBTSに関連するものだという。(c)AFP