【9月7日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2018-19)は6日に開幕を迎え、リーグBのグループ4ではギャレス・ベイル(Gareth Bale)の活躍もありウェールズがアイルランドに4-1で勝利し、ライアン・ギグス(Ryan Giggs)監督の公式戦での初陣を飾った。

 ホームのウェールズはトム・ローレンス(Tom Lawrence)、ベイル、アーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)がそれぞれゴールを奪い、前半のうちに勝利を確実なものにした。

 赤いユニホームに身をつつんだウェールズは自信をつかみ、後半開始から10分が経過するとベイルのお膳立てからコナー・ロバーツ(Connor Roberts)が強烈なシュートを放ち、GKダレン・ランドルフ(Darren Randolph)からさらなる追加点を挙げた。

 しかしその後、ショーン・ウィリアムズ(Shaun Williams)がウェールズのペナルティーエリア前でラムジーからボールを失うと、GKウェイン・ヘネシー(Wayne Hennessey)の頭上を越えるシュートで決め、アイルランドは一矢を報いた。

 ベイルは試合後、英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対し「新体制での最初のホームゲームだったから、良いパフォーマンスをする必要があった」とコメントし、以下のように続けた。

「何ができるのかを示し、自分たちの形を表現したかった。すべての試合に勝利し、このリーグで首位に立ちたい。監督は自分のスタイルをチームに浸透させようとしている。改善する点はたくさんあるが、楽しいことも多い」

 ウェールズは、昨年10月に今回と同じスタジアムでアイルランドに0-1で敗れてW杯ロシア大会(2018 World Cup)の出場権を逃しており、今回の勝利でその苦痛が消え去ってはいないかもしれない。

 しかし、17歳のイーサン・アンパドゥ(Ethan Ampadu)や21歳のデビッド・ブルックス(David Brooks)という才能あふれる若手が公式戦初先発を飾り、ベイルが最高の状態で試合に臨むなど、ウェールズのパフォーマンスは輝かしい未来をうかがわせた。

 満足感を示したギグス監督は、ボールを支配して幾度もチャンスを作ったチームは素晴らしいプレーをみせたと述べ、アンパドゥの名を出し称賛した。

「イーサンは才能ある選手だ」、「それだけでなく、あれほど若いにもかかわらず彼は人間としてもとても安定し、成熟している。彼は最高の選手になる」 (c)AFP